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北の図書館探訪記①~花と読書のまち恵庭~

2016年06月15日

 

5月下旬、ワラオくんに留守番を任せ、ワラオ部2名が北海道の図書館を視察してきました。
その様子を数回にわたってご報告します。

札幌市の隣にある恵庭市は人口約7万人、花と読書のまちとして知られています。
この日の気温は24℃、大田原とほぼ一緒でした。

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1992年に建てられたという図書館。中央のサイロのような部分は「おはなしのへや」です。


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館内は明るく開放感があり、オルゴール曲が小さく流れています。
2階通路はギャラリーになっていて、この日はきれいな鳥の写真がたくさん飾られていました。


恵庭市立図書館の谷口さんから館内を案内していただき、読書推進活動への取組みについてお話を伺いました。
恵庭市ではボランティア活動が非常に盛んで、現在30団体以上500人を超えるボランティアさんが読書の環境づくりに力を注いでいます。
読み聞かせ、学校図書室の装備、本の修理や書架整理など、「ボランティアに支えられている」と谷口さんはおっしゃります。

昨年は「図書館開館24時」という、ボランティア主導のイベントが開かれました。
夜中の12時まで図書館を開館し、「小さな音楽会」「大人が楽しむ絵本講座」「本当にあった怖い話」「不思議シアター」など、時間ごとにさまざまなイベントが行われ、500人以上が来館したそうです。
なんと、初開催の年は朝まで開館したとか!(利用実績を踏まえ、現在は12時までとなったそうです。)
「あの時は眠くて大変だったよ~」と谷口さん。普段はしーんと静かな夜の図書館、なんだかわくわくしますね。

他にもたくさんの催し物や展示があり、「みんなで図書館を楽しもう!盛り上げよう!」といった活気が感じられる、とても素敵な図書館でした。