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北の図書館探訪記⑤最終回~メロンキッズが集う図書館 夕張その2~

2016年08月01日

 

ワラオ部2名が北海道の図書館を視察した様子をレポートします。
最終回は夕張市保健福祉センター内図書コーナーです。

2006年、財政破綻によって公共図書館は廃止され、その後は規模を縮小して図書コーナーとしてサービスを続けてきました。
現在この図書コーナーで嘱託司書として働く平井さんからお話を
伺いました。

1階に図書コーナーはあります。

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廃止前の市立図書館は蔵書数6万冊、職員は4名いました。図書館が廃止になり、こちらの図書コーナーとなってからは蔵書数2万冊、職員は市立図書館時代臨時職員だったという平井さんおひとりです。「その分ボランティアの方に助けていただいています。」と平井さん。
ボランティアは読み聞かせやワークショップのほか、子育て支援事業も行なっており、子どもの読書推進を支える存在となっているようです。

メロンキッズ!!  図書コーナーには子育て支援情報も掲示してあります。

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館内は整理されていて、とてもきれいです。

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一昨年までは図書費がなかったため(つまり予算0円)、新聞社や出版社、大学などからの寄贈や、新聞社からの助成金などにより図書を購入してきたそうです。また、道立図書館からの支援も受けています。

制約があるなかで、道立図書館からの支援やボランティアをはじめとする市民の力が図書コーナーにとって大きな支えになっているようです。

また行ってみたいなと思わせる、温もりのある図書館でした。
(今度はメロンの季節に!)